頭皮がジュクジュクしていませんか?
頭皮の瘡蓋や大きなフケ、ジュクジュクしていて汁が出ている・・・。ズバリ原因は頭皮が二次感染して悪化しています!頭皮を掻いて出来た傷口から、黄色ブドウ球菌や空気中のカビ菌などの雑菌が入って感染症を起こします。
頭皮の感染症の症状は?
頭皮のフケの状態で症状も変わってきます。フケが湿って黄色い瘡蓋ができるようなら脂漏性湿疹です。白く乾いたフケは若い皮膚の剥離で通常のターンオーバーで剥がれるフケとは違います。頭皮の乾燥で刺激に敏感になった頭皮が、掻くことで傷ができて二次感染になるパターンです。通常のフケ症は癜風菌が関与していると言われているので、どちらの場合でも殺菌対策は必要です。
頭皮の感染症を放置すると?
頭皮の感染症を放置すると、リンパ液が出てジュクジュクした頭皮になります。とても痒いので繰り返し掻いてしまうので範囲も広がっていきます。場合によっては黄色い膿が出ることも・・・。次第に瘡蓋になって剥がしてしまう繰り返しにより、頭皮の状態が悪化していきます。
頭皮の二次感染を改善するには?
頭皮の二次感染を改善するには、頭皮とバクテリアを接触させないことが重要です。空気感染もありますから除去には限界があるので、頭皮の皮膚バリア機能を回復することが先決です。皮膚バリアが復活した保湿力のある頭皮は二次感染改善だけでなく、正常なターンオーバーを促すのでフケも減り、刺激や紫外線のダメージも少ないです。
頭皮の大きなフケや瘡蓋ができたら
頭皮に瘡蓋や大きなフケができている場合、二次感染を起こしている可能性が大きいです。主に黄色ブドウ球菌やカビ菌が関係しています。頭皮を掻くことで皮膚が傷つき、細菌の侵入によりジュクジュク頭皮になりますが、ジュクジュクが治まってくると瘡蓋になります。大きなフケは瘡蓋に近く、1mmくらいの厚いものから、幅が1cmくらいの薄いものまで湿っている瘡蓋・乾いている瘡蓋と色々できてしまいます。
頭皮にかゆみを感じると、つい掻いてしまって取ってしまいます。取ってしまうから、また傷が露出してさらに刺激に弱くなって繰り返していってしまいます。その悪循環を断ち切らなければ、頭皮の瘡蓋は中々良くなってきません。悪循環を断ち切るには、普段からの頭皮のスキンケアが大切です。頭皮を悪化させないように直接影響があるシャンプーの見直し、保湿の方法や保湿剤選び、感染症対策をやっていきましょう。
頭皮の二次感染対策をまとめてみたので、ぜひチェックしてみてください!
頭皮の二次感染対策チェックポイント!
- 爪を切る(掻く行為によって皮膚を傷つけ、刺激に弱く雑菌が浸入しやすくなります)
- 汗(頭皮に汗をかくと刺激により痒み、さらに雑菌が繁殖しやすくなります)
- 帽子による蒸れ(帽子を被って頭皮が蒸れると雑菌繁殖と接触アレルギーが起こります)
- ワックス・ムース・スプレー等、整髪剤の見直し(経被毒により皮膚バリアが崩壊)
- バスタオル(共有や既に使ってある場合、殺菌が繁殖しています)
- 部屋の掃除・換気(カビ菌など住まいの雑菌を減らすことが大切)
- 抗生物質の服用(二次感染した場合、ステロイドやプロトピックは効きません)
- ステロイドの副作用(ステロイドの副作用で、感染症になりやすくなります)
頭皮の状態をチェックし、乾燥・傷・アトピーの状態を確認しましょう!
頭皮からリンパ液が出ている?湿ったフケ・ジュクジュク・瘡蓋を防ごう!

黄色ブドウ球菌との感染症に注意
頭皮を掻きすぎて傷ができると、リンパ液が出ることがあります。リンパ液はアルカリ性の黄色い液です。血液と違って、血小板が少ないので固まりにくく、たんぱく質で出来ているので黄色ブドウ球菌などが繁殖しやすい状況になります。
アトピー患者は回復力が低い
アトピー患者の場合、通常の人よりも傷が治りにくく、リンパ液が汗腺を塞ぐため炎症を起こし易いです。多くは自律神経・内分泌・免疫機能の異常がありバランスが崩れています。またSODも低下しているので抑制機能が弱く、ヒスタミンの量が増えて痒みを促進し、リンパ液によって頭皮がアルカリ性になって雑菌が好む状態に陥ります。頭皮のアトピーが長期化しやすい原因は、こういった感染症が深く関わっています。
頭皮の対策はどうしたらいいの?
頭皮は清潔を保ち、保湿ケアと抗生物質が対策になってきます。シャワーヘッドを交換し、水道水の塩素を除去すると塩素の刺激によるシャンプー時の痒みを和らげます。もちろん頭皮につけるシャンプー・リンス・トリートメントは要チェック。硫酸系は避けたいところですね。またスタイリング剤が頭皮に付かないようにするのも注意する点です。成分は化学物質が極力すくないものを選ぶのがポイントです。
頭皮の感染症は治りにくい?
頭皮の二次感染は、他の部位に出来た二次感染よりも治りにくいです。頭皮には髪の毛があるので、直接クリームや軟膏薬を塗ることが難しいです。保湿剤を使うときは、液体のものを選ぶのがポイントです。頭皮が固いと浸透力も弱いので、効果が弱くなってしまいます。頭皮を柔らかくするのには保湿が不可欠で、保湿剤は必要です。また赤ちゃんは浸透力が高いので、刺激が強い成分ではないか注意が必要です。
頭皮悪化の悪循環を断ち切るには、保湿と痒みを抑えながら抗生物質で雑菌感染を防ぐ必要があります!