ストレスで悪化!?アトピーとストレスは関係あるの?
かつてアトピーは、アレルギーの一種だからストレスは関係ないと言われていました。確かにストレスはアレルギーとは違うので、アトピーをアレルギーとして考えるのなら、ストレスは関係ありません。しかし、現在ストレスはアトピー性皮膚炎の原因の一つとなっています。
ストレスが急激にかかると、アトピーが悪化する人が成人型アトピー患者に増えてきました。最近ではその傾向が、小児アトピー患者に広がってきています。ストレスでアトピーが悪化するのは、ストレスがかかると体内で増えるものが原因だったのです!
ストレスで体内の活性酸素が増える!
ストレスが増えると共に、体内で増えるものは『活性酸素』です。活性酸素は、ウィルスや雑菌などの核を壊してやっつけてくれる、体内でとても大切な役割をしています。
活性酸素の酸化作用を抑制するSODよりも、活性酸素が増えると活性酸素が余剰状態(大量発生)になります。酸化ストレスともいいます。余った活性酸素は、攻撃対象を正常な細胞に切り替え酸化させるので、老化・シミ・シワの原因になります。活性酸素と脂質が結合すると過酸化脂質になり、アトピーが悪化する要因となります。
溜め込まない!ストレス発散で活性酸素を減少させよう!
- 軽い運動で体を動かす
- 趣味の時間の確保
- 人との関わりが無い、一人の時間
- 旅行で環境の変化
- リラックス・癒しで心の安らぎを
- 睡眠、疲れたら寝るに限る
- 気の合う仲間と、楽しいこと
- 笑い・家族団らん
無理をしすぎない、適度なストレス発散が大切です!
大人のアトピーの急激な悪化は、ストレスが大きく関わっている

ストレスは社会人がアトピー悪化するトリガー
社会人になって、大きく変わるのが自分を取り巻く環境です。新しい環境や人間関係、仕事の責任や周りからのプレッシャー。学生時代と比較して、ストレスはとても大きいものになります。
また新卒でない方も、職場に馴染めない人、仕事のノルマや勤務時間、中間管理職などといった役職などがストレスとなり、アトピー悪化の要因になります。小児アトピーが治ったのに、社会人になったらアトピーが再発するケースが意外と多いです。
その他にも、生活習慣の変化・食生活の変化・大気や紫外線と接触している年数などがあるので、職業によっては関わりが大きいです。急激な悪化により、仕事に行けなくなったり、うつ病になる可能性もあります。無理をしない、し過ぎない、自分のペースで行きましょう!
夢中になれる趣味と、何も考えなくてもいい一人の時間を確保しましょう!